潮干狩り 時期はいつ?道具、服装、調理のコツ

潮干狩りは行ったことありますか?わたしが初めて行ったのは、大人になってから。友人と一度行って「こんなに面白いんだ!」と知りました。子どもが生まれてからも何回か行きました。年少、年長さんくらいでしたら、宝探しのように一緒に獲れます。ぜひ家族で楽しんでほしい外遊びです。

潮干狩り 最適な時期・シーズンは?

潮干狩りに適した時期は3~6月頃。あさりが旬を迎えるときになります。学校が春休みのとき、またはゴールデンウィークのお休みの時が、気温も温かく、人気の時期になります。

アサリや貝類は海の底に定着し成長するため、潮が引いたときに獲れます。日にちや地域によって時間差があるので、地域ごとのスケジュールは要チェックです。潮の満ち欠けにはタイミングがあります。

潮の満干のスケジュールには、「小潮」(こしお)、「中潮」(なかしお)、「大潮」(おおしお)と書かれていることがあります。これがとても重要です。あまり潮が引かない、すなわち、干満の差があまりない干潮を「小潮」(こしお)といい、逆に、干満の差が大きく、しっかり潮が引く干潮を「大潮」(おおしお)といいます。そして、その間が「中潮」(なかしお)です。

実は潮の満ち引きは、月の引力が関係していて、大潮(おおしお)は、新月、満月の前後に起こりやすいです。小潮に比べて、干満の差が大きい分、潮の流れも大きくなり、酸素濃度や、魚のえさになるプランクトンなどが流れ込みやすくなります。釣りをするときにも大潮を狙って行くときもあります。潮干狩りの場合は、潮が引く分、普段海の底になっているところが浅瀬になり、そこの貝も獲れるので、大量にとれる可能性大!なのです。

ですので、気温が高くなってくるころに、お住まいの地域の「干潮満潮時刻」を調べて、「中潮」または「大潮」の時が狙い目。また、潮が一番引く時間帯が、活動しやすい日中の時間であることも大事です。夜中は危険です!やめておきましょう。

あさりは春と秋に産卵するので、秋~冬にも潮干狩りは可能なようです。しかし、1年を通じたときに、日中に潮が引きやすいのは春~夏、夜中に潮が引きやすいのが秋~冬らしく、家族で楽しむには、春~初夏くらいが最適ですね。自然相手ですので、海を侮るなかれ。海風は結構冷たいです!夢中になって潮が満ちてきた!という事態も避けないといけません。家族で行動しやすい季節と時間帯を優先すると間違いないですね。

<潮干狩りの時期、タイミング>

・3~6月頃が旬。暖かい気温やお休みのタイミングで、ゴールデンウィークが一番人気。

・住まいの地域の干潮時刻をチェックすること!一番潮が引く時間から2時間前くらいからスタートするのが理想。潮が引いていくに連れて移動していくと、よく獲れます。

・お昼前から夕方までの干潮時間に合わせると、気温が低くなりすぎず、家族で行動しやすい。

注意点)潮干狩りのスポットによっては、地域の漁業組合が管理していることもあり、潮干狩りができる時期が、あらかじめ決められている場所もあります。ゴールデンウィークまでで終了、とする地域もありますので、早めに確認しておくといいでしょう。

わたしの失敗談ですが、、干潮の時間に合わせて行動すると、駐車場が満車になるので、随分早く現地に向かったことがあります。車は止められたものの、まだまだ潮が満ちてて、全然入れませんでした。早く行ったからといって、獲れませんので、タイミングを合わせて動きましょう。

潮干狩り 服装は?

帽子、長袖のウィンドブレーカー、短パン(または防水パンツ)、ビーチサンダル(岩場には不向き)、タオル、サングラス、日焼け止め

〔帽子〕紫外線の強い時期です。長く外にいますので、日焼けの気に方は帽子をお勧めします。しかし海風に飛ばされるとやっかいですので、首紐がついているものや、サンバイザーのように頭にフィットするものがよいと思います。わたしは麦わら帽子が風に飛ばされ、海に追いかけていくのが大変でした。お気を付けください。

〔短パン〕膝上の丈のものが濡れにくいです。ずっとしゃがんでいるので、ゆとりのあるものがラクです。胸元まである防水長ズボンを履いている強者もいます。がっつり獲るぞ!という感じですね。安心して作業ができます。

〔ビーチサンダル〕クロックスのようなゴムで水はけのよいサンダルがいいです。岩場にビーチサンダルは逆に滑って危険です。どういった足場か事前に確認しておくと安心です。

〔タオル〕日差しが強いので、首にかけておくと首の日焼けを防止します。手を拭いたりもできるので、1枚もっておくと便利です。

〔サングラス〕天気が良い日は日中まぶしいです。作業はしにくいので、臨機応変に。

〔日焼け止めクリーム〕これは事前準備として、先に塗っておくといいですね。顔を首は必須です。日差しが強い時は、夢中に貝を獲っているうちに、ふくらはぎが真っ赤に日焼けしちゃった!ということもあります。その日の天候で家族で一つ持っておくといいと思います。

潮干狩り おすすめ道具は?100均で揃う?

貝を入れるバケツまたは編み袋、熊手、軍手(または薄手のゴム手袋)、持ち帰り用のクーラーボックス、海水を入れる空のペットボトル、折りたためる椅子(お好みで)

〔バケツ〕は大き目のザルでもいいです。小さい子どもの分もあれば、退屈しのぎに遊べたりもします。ビニール袋とかは、やぶけたり、また水分が抜けず使いにくいので、お勧めしません。

〔熊手〕は、細かい砂がふるえるような格子がついている熊手が使いやすいです。人によってはスコップが使いやすいこともあり、好みがあります。道具はホームセンターにもありますが、釣具屋さんの方が詳しく、相談しながら買えると思います。網つき熊手は禁止されている場所もあるので、確認しておくといいですね。

〔軍手または薄手のゴム手袋〕場所によっては岩場だったりしますので、ケガ防止の点でお勧めです。

〔クーラーボックス〕最後はバケツの中身をクーラーボックスにまとめて入れると、車での移動が楽です。

〔海水用の空のペットボトル〕貝の砂抜き用に海水を入れて持ち帰ると便利です。

〔折り畳み椅子〕長時間獲る予定なら、椅子があった方がいいです。しかし、少し潮が満ちてくると、お尻を上げるたびに流されてしまうことがあります。バケツを持ち、こどもの手を握り、、、で荷物が増えるので、滞在時間との兼ね合いで考えるといいと思います。また、座面が濡れると使いにくいので、要注意。

100均でも揃えられます。バケツ、熊手、そして潮干狩り用の網ネットがあります。潮干狩り用のネットはセリア、ダイソーにあります。季節ものは入れ替えが激しいので、早めに買っておくといいですね。

潮干狩り あさりの砂抜き

クーラーボックスや広いタライなどで貝を平たく広げておくと砂が吐きやすいです。海水が持ち帰れたら、その海水を貝がひたひたに浸るくらいに入れます。暗く静かな方が砂をよく吐きます。蓋のないバケツやタライを使う時には、上に新聞紙などかけて暗くしましょう。あさりは砂を吐くときに、意外と遠くまで噴き出します。朝起きて、バケツの周りが結構水浸しになっていてビックリしたことがあります。

海水が足りない時には、海水の塩分濃度で塩水を作ります。海水の塩分濃度は3.5%程度です。1Lのペットボトルでしたら1000ml弱の水に35gの塩になります。2~3時間で結構砂を吐きますので、何回か海水を変えて一晩おくと、かなり綺麗になりますよ。

潮干狩り あさりの保存と調理のコツ

いくら海水につけておいても、日にちが経つと弱っていきます。すぐ食べる分以外は冷凍保存しておきましょう。貝類の冷凍のコツは、急速冷凍!につきます。ジップロックに使いやすい分量を分けて入れて、平たくして密閉します。空気をしっかり抜きましょう。

急いで冷凍するには、金属製のバットに入れると早いです。大き目の保冷剤があれば、ジップロック同士の間に挟んで使ってみてください。

そして、調理で使う時は、解凍はNGで、急速加熱!が鉄則です。使う直前まで冷凍保存しておいて、一気に過熱します。スープに入れるなら、スープをアツアツにしてから投入します。そうするとアサリの口がパカパカっと開いてきます。過熱して口が開かないものは、残念ですが、外してください。

冷凍保管は3週間くらいを目安にしてください。それ以上置くと、加熱したときに貝の口が開きにくくなります。早めがよいですね。

ゆっくり冷凍、解凍してから加熱、とすると貝の口の開きが悪くなります。ここは素早くする!を原則にしてください。酒蒸し、バター炒め、パスタ、簡単にできます!

 

2021年は自粛要請があったり、で、家族で、近場へのお出かけしか出来ないですね。今年も潮干狩りに行きましたが、結構な家族連れで人数は多かったです。(密ではありませんでしたが)近場の潮干狩りスポットで、ぜひご家族で楽しまれてください。

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