精油(アロマ)を楽しむなら、一番簡単なのが芳香浴(ほうこうよく)。香りを楽しむことが「芳香浴」です。ティッシュに好きなアロマ(精油)を一滴垂らすだけでも、気分が変わり、リラックスしたり、スッキリしたりします。ディフューザーを使うことで、一定の時間、一定量でずっと香りを楽しむことができます。
精油を構成している成分は、香りを持つ多くの成分が含まれています。1つの精油からでも、たくさんの香りが入っていて、たくさんの効能や作用をもつものがあります。
その中には人間の体にもとても有効な、殺菌作用や虫をよせつけな昆虫忌避(きひ)作用、消臭効果、さらには女性に嬉しい美肌効果まであります。香りも楽しめて、様々な役立つ作用がある精油を使わない手はありません!
お手軽に生活に使えるものとして、ディフューザーをお勧めします。玄関を開けてふわーっといいアロマの香りがするだけで、「あぁ、気持ちいい~」って感じるし、お客様も「いい香りがしますね!」と言ってくれます。
しかし、普段アロマに馴染みがないと、「何を使ったらいいの?」と、わたしも結構人に尋ねられたことがあります。意外にたくさん種類がありますね。
ディフューザーと芳香浴
精油(アロマ)の一番の楽しみ方、活用方法は芳香浴。芳香浴は、香りの漂う空間に居て、香りを楽しむ事を芳香浴といいます。
手のひらにとって、香りを嗅いだり、ハンカチに数滴垂らして香りを楽しんだり、香りづけをしたり、も芳香を楽しむ一つです。
ディフューズは、diffuse(ディフューズ)拡散する、まき散らす、という意の英語です。香りを楽しめる雑貨や機器はすべて【ディフューザー】になります。
実は精油(アロマ)は、人体によいものだけではなく、人によっては刺激になったり、体質に合わないこともあります。その中でも芳香浴は、体への吸収率が少なく、比較的安全に精油の効能を楽しめる方法として生活に取り入れやすいです。
アロマディフューザーの種類
アロマディフューザーとは、名前の通り精油(アロマ)を拡散する機器です。代表的なもののご紹介です。電気を使うタイプ、火を使うタイプ、今は除菌ができるものもあります。生活スタイルに合わせて選ぶと、長く楽しめます。
アロマポット
昔ながらのアロマディフューザーです。
陶器製で、本体は、空洞でティーライトキャンドルに火をつけます。上の小皿にお水と数滴、精油(アロマ)を落として、下から加熱して、熱で香りを拡散させる方法です。
アロマの香りを楽しむ、一番原始的なディフューザーーで、懐かしく感じる方もいるでしょう。アロマポットは以前からあり、電気もいらずどこにでも置けて、比較的安価なので、購入しやすいです。
メリット・デメリット
・電気入らずで、どこにでも置ける
・安価。
・火を使うので、小さいお子さんなど要注意
・皿に水がなくなって空焚きになると危険
・精油がこびりつくと見た目によくない(➡エタノールで定期的にお掃除するといいです)
などがあります。
アロマランプ
アロマポットは火を使いますが、アロマランプは電気を使います。デザインにこだわりがあるものが多く、寝室のベッドサイドに、インテリアの一つとして置かれることもあります。
精油(アロマ)を直接受け皿に垂らして使用します。下からのライトの熱で、アロマ(精油)の香りが拡散します。火を使わない分安全です。
今はライト機能と超音波によるディフューズ機能がミックスされた商品が多く出てきたので、ディフューズ機能とランプの美しさを求める方は、アロマランプがよいかと思います。
メリット・デメリット
・火を使わず安全
・2,000~5,000円くらいの価格帯
・デザイン性があり、インテリアとして使えるものもある
超音波式アロマディフューザー
超音波式は電気を使います。超音波のとても細かい振動で水分が噴霧され、水タンクに入れたアロマが一緒に拡散します。水を専用のタンクに入れ、精油(アロマ)を数滴入れます。デザインも様々で、値段は3,000円程度から15,000円くらいがスタンダードです。
これからアロマを楽しもうとされる方は、電気式で拡散さえる超音波式が、使いやすいと思います。
メリット・デメリット
・価格の幅、デザイン、サイズなど種類が豊富
・タンクの水が残ったまま放置すると、雑菌が繁殖しやすい
・タイマー設定できるものが多く、便利
いまはほとんどのものがタイマー設定ができますので、30分程度から2時間くらいまで連続してディフューザーできたり、自動的にオンオフしながらディフューズしてくれたり、またライト機能もあったりします。
比較的安いものはデザインもシンプルですが、効果になってくるとデザイン性が出てきます。お好みのものを選んでくださいね。価格に幅もあるので、気に入ったデザインで選ぶと楽しみが増しますよ。
ネブライザー式アロマディフューザー
比較的新しいタイプのディフューザーです。精油(アロマ)の小瓶をそのままセットしちゃう!とても簡単な優れものです。水をセットしたり、アロマを数滴垂らしたり、、、も全然ありません。
精油はメーカーによっては、メーカー専用の精油(アロマ)でしか使えない、としているものもあるので、どういった精油が使えるかは購入時に確認する必要があります。
アロマの原液を差し込んでディフューズするので、拡散力、香りの濃さは一番でしょう。広い空間のホテルロビーやショップなどでは、このネブライザー式が置かれていることがあります。
メリット・デメリット
・広い場所に使いやすい
・価格が高め。5000円台が平均~20,000円超くらいまで。
・精油の減りが早い!
・絶え間なく使うと、香りがきつく感じる。
精油は種類によりますが、ローズやジャスミンなど、とても高価なものもあります。何時間で何ミリ消費するか、しっかり計算しておかないと、精油1本がすぐなくなった!ということもあります。
気が付くと精油が減っているように、長時間使い続けることはその分部屋に拡散されていますので、その分呼吸で吸収していることがあります。
お部屋の広さや、また小さなお子様がいらっしゃるかどうか、も考慮して、タイマーをセットしメリハリのある使い方をされることをお勧めします。
加湿器とアロマディフューザー
最近は、加湿器にアロマ(精油)入れてOK!な機器がたくさん出てきました。冬は暖房機のコンセントもいりますし、機能が合わさっている分とても便利です。
一般の加湿器には、精油は入れてはいけませんので、必ず確認をされてください。精油は水には混ざらないため、機器を痛めて故障の原因になります。
乾燥を防ぎ、精油(アロマ)を拡散することで、喉や皮膚を守り、免疫力があがります。冬の時期には、この加湿器にアロマディフューズの機能がついたものが一番ニーズに合うかもしれません。
サイズも色々ありますので、使いたい部屋と機器のサイズ、デザインとで見比べてみるとよいでしょう。
除菌機能とアロマディフューザー
感染症予防として、あらためて注目されているアロマ(精油)。アロマディフューザーと除菌機能がついた新しいタイプのディフューザーの人気が出てきています。
オゾネオ アロマディフューザー機能付除菌消臭器
フレーバーライフ(Flavor Life)社 Amazon価格16,000円(2021年6月)
除菌・消臭もできるアロマディフューザー。
アロマで芳香、オゾンで除菌・消臭
「香る」「消す」を一台で実現【主な特徴】
●精油本来の香りを楽しめる気化式アロマディフューザー機能
●オゾンで除菌、消臭(特許技術エアーサクセス搭載)
●マクセルとのダブルブランド
●100%天然エッセンシャルオイル使用
●精油ボトル:10mL、20mLに対応※当社推奨精油瓶の対応
●推奨適用範囲
オゾン 6畳~14畳
アロマ 6畳~40畳(Low 6畳/Mid 14畳/Higt 40畳)
●タイマー
アロマ 1h・3h・5h・10hの4段間
オゾン 8時間で自動OFF
※除菌消臭モードとアロマモードの同時使用はできません。
保証期間:ご購入より1年間
アロマの芳香と除菌消臭機能は同時では動かないようです。アロマの香りを楽しみたいときと除菌モードを使い、その時のシーンで使い分けができますね。
アロマ(精油)は、指定のアロマ瓶があります。同じ大きさであれば、他社の精油でも大丈夫だそうですが、サイズの確認は必要ですね。
除菌・消臭・ウィルス除去がアロマディフューザーと合体した画期的な商品です。少しお高めですが、サロンやショップのカウンセリングルームや玄関に置くと、お客様の安心、心地よさにも繋がると思います。
用途や使うシーンに応じて、アロマの香りを楽しむ。それが家族の健康にも繋がるなら、ぜひ一つは、気に入ったものを置いておきたいですね!
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