アロマスプレーは、香りを楽しむだけではなく、目的に合わせて消臭、虫よけ、さらにお部屋で香りを使い分けて寝室ではリラックスしたり、またお掃除で使ったり!
とにかく多用途です。基本の作り方を知っていれば、あとは混ぜるだけで出来上がり!わたしは小さいスプレー容器で携帯しています。ちょっとした気分転換にお掃除に、出先で簡易な手指の消毒にもなり便利です。
アロマスプレー手作り 必要な材料
①アロマ(精油)
②精製水
③無水エタノール
④スプレー容器
それぞれについて詳しく説明させて頂きます。
アロマスプレー作り 材料①アロマ(精油)を選ぶ
アロマは、よく聞く言葉ですが、植物から抽出されたエッセンスという意味だけではなく「香り」「芳香」全般を指します。CMでも「コーヒーのアロマ」といいいますね。香りという意味で使われるので、天然のものではなく、化学合成の香りも含まれます。
植物から100%抽出されているアロマは「精油」または「エッセンシャルオイル」、またメーカーによっては略してEO(エッセンシャルオイル)と表記してあったりもあります。
できれば、植物から100%抽出されたものの方が、香りの有効成分がしっかりと働きます。化学合成された香りでは、効能が期待できません。100均にアロマはお安くありますが、できればアロマ(精油)の専門のお店で購入されることをお勧めします。
わたしも洗剤や柔軟剤でも、「アロマ」と聞くと、「自然なものでよさそう♪」というイメージで、すぐ手に取ってみます。しかし、表示を見るとほとんど天然のものが入っていないものも多くガッカリ。内容成分をしっかり確認するようにしています。
アロマスプレー作り 材料②精製水
アロマスプレー作りに使う水は、精製水をお勧めします。不純物が一切入っていないので、腐りにくい利点があります。
わざわざ水を買うのはどうかな、という方は、ご自宅で使う分には、水道水やミネラルウォーターなど、使いやすいのでも大丈夫です。水道水には、水道管で菌が繁殖しないように塩素などの消毒剤が使用されているので、すぐには腐りません。ミネラルウォーターでしたら、未開封のものを使用してください。
基本的には、アロマ(精油)を入れる作り物では、精製水を使います。薬局で通常は500mlが100円くらいで販売されています。
アロマスプレー作り 材料③無水エタノール
アロマ(精油)は水には溶けない性質をもっています。エタノールには溶けますので、スプレー作りでは、水分と精油を混ぜるための基材(きざい)として使用します。エタノールが入らないと、アロマ(精油)と水分が分離してしまいます。また、エタノールを加えることで腐りにくくなり、保存性が高まります。無水エタノールが手に入りにくい時期もあります。感染症対策に使いやすいエタノールは、感染症が流行る時期には売り切れてしまうこともありますね。暖かい季節の方が安定的に薬局にありますので、見かけたら、ひとつ購入することをお勧めします。
無水エタノール 消毒用エタノール違い
無水エタノールと消毒用エタノールの違いは、水分量です。消毒用エタノールは若干水分を含んでいて、水分を含むことでエタノールの消毒効果が高まります。消毒用エタノールは無水エタノールの代用はできませんが、無水エタノールに適量、水分を足すことで消毒効果が増し、消毒エタノールを作ることができます。
無水エタノールが一つあると、アロマのスプレーなどがとても作りやすくなりますし、お掃除や消毒エタノールも作れますので、便利ですよ!
無水エタノール代用品
アロマの場合は、消毒用エタノールの濃度では、アロマ(精油)は溶けにくいのですが、保存性が増します。アロマ(精油)を溶かすにはエタノール純度が90%以上あることを目安にされて、無水エタノールがない場合は、「消毒」「保存」効果として、消毒用エタノール、アルコール度数の高い洋酒などで代用することができます。
アロマスプレー作り 材料④スプレー容器
アロマ(精油)を使うときのスプレー容器は、できれば、ガラス容器、そして遮光であればベスト!です。
精油の種類や濃さによっては、プラスチックなどの素材を解かしてしまうことがあります。無水エタノールを使用しない場合も、スプレー容器の中で分離しますので、濃い部分が容器を傷つけかねません。
100均(セリア)に30mlのガラス容器が販売されていて、アロマ(精油)を使う方には人気です。わたしも自宅で使う際には、重宝しています。
アロマスプレー 作り方
今回は、直接肌につけないことを前提にしたアロマスプレーです。掃除や除菌などが目的の場合は、精油が溶けやすく、カーテンなどに噴霧してもすぐ蒸発するようにエタノール濃度を20~40%くらいを目安に作ります。精油も全体量に対して2~4%くらいの濃いめで作ることがあります。肌に触れる可能性があるときは、もっと精油とエタノールの量を減らします。
【アロマスプレー 基本の作り方 30ml容器】
スプレー容器・・・30ml(できればガラス容器)
アロマ(精油)・・・6~12滴
精製水・・・20ml
無水エタノール・・・10ml
①容器に無水エタノールを計量して入れ、次に精油を入れて混ぜます。
精製水と精油は混ざりませんので、先に無水エタノールと精油を混ぜることが原則!です。アロマ(精油)の原液はプラスチックを溶かすことがありますので、基本的な順番として、エタノール、精油を順番に混ぜることが安全です。軽くゆすってなじませます。
②精製水を容器に入れ、フタをしてよく振ります。
もしガラス容器があれば、一旦それで混ぜてからスプレー容器に移しても大丈夫です。スプレー容器に直接入れていく場合は、容器が倒れないように注意されてください。
注意点
・火気の近くで作成しないこと。またスプレーを火に向かって噴霧しないように。
・精油の原液が肌に触れたら、すぐにふき取ってください。
肌に付いたときは、ホホバオイルやオリーブオイルをお持ちであれば、ふき取った後にホホバ等を塗り、またふき取ってください。精油が油に溶けて、皮膚の上の精油が取れやすくなります。わたしは以前、お水をかければ落ちると思っていましたが、水では精油は落ちません。油には溶けますので、まずはキッチンにある油でもよいですので、すぐ拭き取ってください。
・1~2週間を目安に使い切ってください。エタノールを入れている場合の保存期間は約1~1.5カ月ですが、エタノールの量を少なくしている、または、代用しているもののアルコール度数が低い場合は、1~2週間を目安に使い切ってください。
・暗所に置いてください。お水が入っているので、暑いところ、日が当たるところに置くと腐りやすいです。
・スプレー口に触れないこと。スプレー口を手で触ると雑菌が繁殖しやすいです。キャップがあれば、使用後はキャップをしておくようにしましょう。
家にも、心にも身体にも万能!
スプレーはとても簡単に作れて、気分を上げたいとき!リラックスしたいとき等のメンタルにも、お掃除にも、ルームスプレーで空気の浄化にも、、、!様々なシーンで活用できます。お家の中に清浄な香りがあることで、免疫アップにもなるアロマ(精油)を簡単に、楽しく使っていきましょう。
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