飲む点滴 甘酒は夏の飲み物?美容にイチオシ?失敗しない簡単な作り方

ほっと温かい甘酒。大好きな飲み物です。小さい頃、お雛様の日に飲ませてもらったことから、春に特別に飲むものと小さな頃は思っていました。甘酒は実は、俳句では夏の季語にされていました。季語は、季節を代表する、という意味。甘酒は夏の風物です。体に良いものや発酵食品を好まれる方も多いのか、スーパーの甘酒の商品も増えてきました。甘酒はなぜ飲む点滴と呼ばれているか?甘酒の簡単な作り方や、効能について知って、美と健康に役立てましょう。

甘酒は夏の季語?

まず、季語とはなんでしょう?季語とは季節を表す言葉です。その言葉を見ると、季節がわかるほど、季節感をもつ言葉になります。

例えば「桜」や「梅」という言葉から「春」を連想するかと思います。敢えて、春の季節ですよ、と言わずとも季語から「春に詠んだ歌なんだな」と理解できます。「雪」という季語があれば、かなり寒い冬の風景が浮かびます。

特に、俳句は、五・七・五の17文字の詩。言葉の数が限られているので、簡潔に季節を表す季語が、句の中では使われています。

あま酒の 地獄も近し 箱根山

有名な与謝蕪村の俳句です。

甘酒は箱根の名物ともされました。
地獄谷という、箱根を代表する地名とともに歌われています。

甘酒の振る舞いを見たのか、飲んだのか?あえて温かくした甘酒を夏に飲むこともあり、暑さをさらに感じたのかもしれない、旅行のひと場面がイメージできます。

御仏に 昼供へけり ひと夜酒

こちらも与謝蕪村が詠まれた一句。この「ひと夜酒」は、甘酒のこと。一晩置いて、発酵させて翌日に飲んだことから、ひと夜酒とも呼ばれました。ご仏壇のお供えがお昼になっちゃったよーという意味です。蕪村のお家でも手作りで甘酒を作っていたのですね。

他にも甘酒が出てくる俳句はたくさん詠まれています。庶民に愛されたことが分かります。ちなみに、箱根には江戸時代から300年続く、甘酒茶屋が、今も人気です。冬は温かく、夏には冷た〜い甘酒を楽しめます。与謝蕪村が楽しんだ甘酒を現地で味わうのも趣深いですね。

 

甘酒 なぜ夏の飲み物?

わたしは甘酒が夏を表すことに、とても不思議に感じました。甘酒は、発酵させる飲み物なので、確かに冬よりは温かい季節の方が作りやすいです。しかし、温かい飲み物は、寒い時の方が美味しいよね??

昔から、甘味というものは貴重なもの。砂糖は、なかなか庶民が口にできるものではありませんでした。麹から発酵させる甘酒は、自然の甘みがあります。また栄養価もあることこら、庶民の甘味補給、栄養補給の飲み物として、江戸時代には、通年甘酒が飲まれるほどに一般的な飲み物になったそうです。夏バテ防止に、暑気払いに冷たくして、または熱いまま飲むことも少なくなく夏に飲むもの、と認識されていきました。

歴史的に紐解くと、「播磨国風土記」という、1300年ほど前の古い書物に、「麹から作る酒」の記述があり、それが甘酒を指す最初の記録とされています。甘酒は、歴史も長いのですね。

甘酒は米麹 酒粕どっちで作る?

甘酒は、一般的には米麹から発酵させる自然の甘みの発酵飲料を指しますが、酒粕を使った飲み物も、甘酒と呼ぶことがあります。

酒粕バージョンは、酒粕を熱いお湯で溶かして、砂糖を加えたものです。「白酒」といって、甘酒と区別することもあります。

初春には、酒蔵の蔵開き等で、酒粕をお持ち帰りできたり、安価で購入できる時もあります。酒粕は、しっかり加熱すると随分アルコール分は飛びますが、「お酒」になります。こちらも栄養価が高く、寒い日には体も温まります。

甘酒→お酒ではない、米麹を使った発酵飲料

白酒→酒粕から作るアルコールを含むもので、甘酒と呼ぶこともある

で知っておくと、間違って飲むことはないのでいいですね!

わたしが以前、地元の麹由来の甘酒を県外の方への贈り物にした時「お酒飲めないんですよ。ごめんなさい。」と相手から勘違いで言われたことがあります。手渡しだったので、誤解は解けましたが、気を付けておくとよいですね。

甘酒の美容効果?赤ちゃんは飲める?

甘酒は発酵する過程で、ブドウ糖が増えていき、甘くなります。しっかり発酵すれば、20%くらいやブドウ糖になり、他にはビタミンやオリゴ糖などが含まれます。

甘酒のブドウ糖は、疲れが取れますね。これが、飲む点滴、と呼ばれる所以になります。寝込んでしまうくらい身体がきつい時に、ブドウ糖の点滴をすると一気に元気回復します。(それでも休養は必要です)点滴は注射ですが、甘酒は飲んで元気になる飲み物。体にも吸収されやすい優しい発酵飲料なので、元気の回復に役立ちます。

甘酒のビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミン6等が含まれます。ビタミンB群はお肌の新陳代謝に関連するビタミン。不要なものを排泄し、新しい皮膚を再生するのに役立ちます。ちなみに口内炎ができるとき、ありませんか?口内炎がなかなか治らないときもビタミンB不足と言われています。粘膜の修復にも役立つんです。

その他オリゴ糖など、腸にも優しく吸収される成分なので、食前に軽く一杯飲むと、食欲も抑えられ、腸の調整にもなり、ダイエットのサポートにもなるそうです。すごい女性の味方ですね。

ちなみに米麹発酵の甘酒でしたら、乳幼児も飲めます。離乳食後期くらいの、色々な味を知っていく頃でしたら、よいようです。最初は何倍かに薄めて飲ませてもいいですね。

わたしも子どもが小さいときに、よく一緒に飲んでいました。小豆を砂糖なしで煮て加えたり、サツマイモを入れたりして、「食べる飲み物」にしておやつ代わりにしていました。

甘酒は炊飯器で簡単に作れたので、とても重宝しました。

甘酒炊飯器での作り方

わたしはよく炊飯器でつくります。

米麹250グラム、米1合分のお粥のみ、です。

最初に炊飯器で、お米1合分のお粥を炊きます。出来立ては熱熱ですので、スイッチを切って、熱を冷まします。お粥の水を最初から少なめにして、出来立ての熱熱に、お水を足して、早く冷めるようにしても大丈夫です。

一番大切なポイントは、温度です!麹菌は60度前後が活発に発酵しますが、それ以下だとあまり働かず、それ以上の温度だと、麹菌が死んでしまいます。

できれば、最初は温度計があるといいです。熱熱のお粥が60度くらいになるまで待ってから、米麹を入れて、まんべんなく混ぜます。

炊飯器の保温モードで発酵しますが、メーカーによって保温の温度設定がまちまちです。設定温度が高ければ、麹菌が死んでしまいます。炊飯器によっては、長時間保温する温度低めの設定があふこともありますので、まずは自宅の炊飯器の保温モードがどれくらいか?みておくと作りやすいですね。

うちの炊飯器は、昔は、少し低め設定があったので、そのまま保温して数十分おきに混ぜていました。4〜5時間で完成します。いま使っているものは、少し温度高めの炊飯器なので、蓋を開けて、フキンをかけて発酵させています。やはり時々様子を見て、混ぜています。

失敗したくない時は、最初は温度計があるといいと思います。時折混ぜて空気を入れて、発酵を促します。

もっと、簡単なのはないの?という方にはヨーグルトメーカーがオススメです!

大量には作れませんが、確実に作れます。ヨーグルト菌の発酵温度と近いので、機械に完全お任せできます。ヨーグルトも甘酒もカンタンに出来ます。

 

美容にも健康にもいい優しい飲み物の甘酒。猛暑を乗り切る天然の栄養剤ですね。ぜひ使ってみてください!

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